2008年2月28日木曜日

ゆかりの冬・後編



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前回からの続きです。

お昼を食べた場所のちょっと上のところに滝があるんです。これはいっしょに行ったお友達のあすかさんが以前から目をつけていたところです。滝といっても、自然の渓流の中に造られたちっちゃな砂防ダムなのですが、見た目、なかなかいい感じに水が流れ落ちています。そして滝壺のまわりはといいますと、写真にあるように自然の氷がたくさんあって、とても綺麗なんです。そしてその滝壺から流れ出た水は、さらに下の砂防ダムの上に溜まっています。底まで見えて透明で、天然のプールみたいになっています。でもここは結構深そうです。

あすかさんは、ここを泳いで渡って、あの滝に打たれてみたら?と言います。その場所を初めたゆかりは、正直、ちょっと尻込みしてしまいました。水はさぞかし冷たいだろうし、滝に打たれた経験もないんで、果たして私にできるかしら?ほんとうなら、ベテランのあすかさんに先にお手本を見せてもらいたかたったのだけれど、今日は先にやりなさいってことで、私がやりやすいように、プール状の池の淵をまわって滝に辿り着くルートを示してくれました。それなら私にもできるかもしれない、勇気をだしてやってみることにしました。

たしかに水は冷たいですが、池の淵はわりと浅いようです。水の中を滝へと向います。滝のすぐ脇にはこんなにきれいな氷がはっています。青く透き通っています。だけど、ゆかりはこれから初めて打たれる滝を前にその水の勢いにちょっと不安げ。だいじょうぶかしら。そしていざ滝に。すごい水圧です。肩にどどどっとずっしりきます。遠くから見たよりも水量があるみたいです。そこで60数えながら耐えて楽しみます。あとで滝行の経験豊なあすかさんも言ってましたが、ここの滝は水圧がすごいと。でも、打たれたあとは、言い表すことができないような爽快感が。これが滝行の醍醐味なのかなと、すこしわかったような気がしました。やったーって満足感でいっぱいです。

その晩は午前に写真をとった湖の湖畔でキャンプをしました。天気がよかったこともあって、朝方あった雪はほとんど消えていましたが、それでもさすがに山奥で夜はしんしんと冷えます。でもテントの中はとてもあったかです。夜は具沢山の海鮮鍋です。それに土鍋でごはんも炊いてみました。とてもうまく炊けました。テントの中であすかさんといっしょに鍋を囲みながら、今日の話しに花が咲きました。

次の朝、暗いうちから支度をして出発です。クルマで峠をのぼり、さらにもうひとつ峠を登ります。今度はかなり標高の高いところです。山の麓まで見渡すかぎりの一面の雪野原です。すばらしい見晴らしです。天気も抜群。ただ、気温はものすごく低いです。もうワクワクです。雪はさらさらのパウダースノーで、ブーツのままだとズボッと足が膝上までほとんど埋まってしまってとても前に進めません。ここで今回密かに用意してきたスノーシュー(西洋かんじき)をドラエモンのポケットからひっぱり出します。そして前進。足が沈まることなくおもしろいように前に進めます。はじめての経験です。そして丘をひとつ超えたところで写真撮影。雪原と山と青空が素晴らしいです。その中にこの身をおくことができてすごい快感です。水着で全身でそのすばらしさを享受します。さらに雪の上を泳ぎます。すごく冷たい!そして、あすかさんが、全身が埋まるくらい雪をかけてくれます。痛いぐらいに冷たいです。でもうれしい!

今回の旅はこれでおしまいです。いっしょに行ってくれたあすかさんに感謝です。今年の冬はあと何回行けるかな。

<大>寒水さんの「寒中水泳&薄着同好会」の活動報告に、あすかさんが書いてくださったこの日の楽しい手記があります。よかったら覗いてみてね。
http://kansui.health-life.net/kansui08/asuka080211/a080211.htm

11 件のコメント:

きよと さんのコメント...

つらら状に凍った雪や、滝の勢い!すごいですね。ゆかりさんのボディーも恐るべし!です。

まさひこ さんのコメント...

写真一枚一枚の情景が文章で理解できます。水着は夏という常識が覆されて雪の白さの中でも映えることがわかりました。どの写真も見事な身体です。テントの中の食事の写真は普段の飾らない自然なゆかりさんの可愛らしさがでています。極寒の地でもテントの中はあたたかいのですね。いい雰囲気に写っているのでちょっと中に入って鍋を一緒に囲みたくなります。
いつも大自然を背景の写真ですが、何気ない都会の風景を背景としたスナップ写真も気楽に載せてください。ゆかりさんが写真のまん中に立てば、背景として切り取られた普通の都会の景色も、何か特別の景色に見えてきます。

むむっ! さんのコメント...

無邪気に雪原の上を転げ回って、なんてかわいいのでしょう!
食べてしまいたいような綺麗なお尻ですね。後ろに見えるのは浅間山でしょうか?
東京ではそろそろ春の息吹が聞こえて来ますが、春のゆかりさんも楽しみです。
ではでは:)

yukari さんのコメント...

きよとさん
氷がつくりだす情景ってとても綺麗ですよね。透き通っていて、青みがかっていて、まるで宝石のようです。そしてその宝石のすぐ横にはダイナミックな滝の流れ。そういう中に身をおけるなんて、もうワクワクでした。

yukari さんのコメント...

むむっ!さん
後ろの山は浅間山です。雪原が山の上までつながっていて、このまま山の上に登っていけそうな感じさえします。夏の間では見られない情景ですね。雪もほんとふかふかのパウダースノー。もちろん足跡のひとつもありません。もううれしくてうれしくて。むむっ!さんがその場にいらしたら、たぶん同じように転がりたくなったと思いますよ。
もう春ですよね。実は春とか秋とかはファッションはとてもむずかしいです。でも楽しみにしていてください。

yukari さんのコメント...

まさひこさん
そうなんですね。水着って夏だけじゃなくて、おっしゃるとおり、冬の雪の中でも映えるんですね。生身に大自然の美しさを纏えるところがなんといっても素敵です。
テントの外は氷点下の寒さでしたが、中はとても暖かいんです。写真にあるようにごはんも上手に炊けたし、鍋も具だくさんで、最高でした。まさひこさんもいらっしゃったら楽しかったかもしれません。おしむらくは朝あった雪がほとんど溶けてしまっていたことです。再度、雪中キャンプに挑戦したいと思います。
たしかに大自然の写真、多いですね。わたしも、街頭でのスナップもいいもんじゃないかなと思っています。機会をみて撮ってみたいと思います。

blues さんのコメント...

水着の写真ってもうこのぐらいにしてくれませんか?
ミニスカートのゆかりが見たい。
更新のたびに楽しみにしてるのに。

yukari さんのコメント...

bluesさん
ミニスカートへのリクエストありがとう。とってもうれしいです。
たしかに水着が続いていますね。それは、今年の冬は最近には珍しく寒い冬だったので、おもいっきり楽しんでおこうと思っているからです。また、氷雪の中での水着はゆかりの長年の夢でもあったからです。でも、楽しかった今シーズンももうそろそろ終わりです。またbluesさんのご期待にそいたいと思いますので、楽しみにしていてくださいね。

匿名 さんのコメント...

この水着姿が一番Sexyで可愛いです。
是非またこの水着でお願いします。

匿名 さんのコメント...

是非またこの水着でお願いします。
この水着姿のゆかりさん大好きです。

名取ゆかり さんのコメント...

匿名さん

ご感想、どうもありがとう。
この黒のTバック、人気があるみたいですね。リクエストにお応えして2010年12月の「樹氷のクリスマスツリー(http://blog.yukarionweb.com/2010/12/blog-post.html)」でもこのTバックの勇姿がありますので、ぜひ見てみてくださいね。また、リクエスト等ありましたら、お願いします。