2017年7月9日日曜日

ストロベリームーン



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毎日、暑くなってきました。七夕を過ぎ、いよいよ夏本番ですね。

今年はお正月明けから仕事が忙しく、3月末までほとんど土日休日も出勤でした。それで、代休がたくさんたまったのですが、消化期限が迫ってきたので、思い切って、旅に出ることにしました。8泊9日の豪遊です。今回はその旅の記録です。

6月に旅行なんて今までしたことがありませんでしたが、梅雨前の6月は天候は爽やかだし、旅行シーズンではないので、観光客もそんなにいないので空いてるし、ホテルの予約も楽だし、なかなか快適でした。前回の更新以来、2か月が経ってしまいましたが、その分、今回はボリュームたっぷりです。まずはフォトギャラリーをご覧ください。以下はその後に読んでみて下さい。

今回もBGMを併せて聴いていただけると画像により広がりが出て見えます。いつもながらBGMの作曲・演奏・録音、すごいなぁと思います。。。ロイヤリティーフリーとはいえこのクォリティーとクリエイティビティーの高さは恐るべしです。。脱帽です。今までBGMについてはあえて触れてこなかったのですが、今回は各曲目について僭越ながら感想を書かせていただきたいと思います。

♫『月夜』:チョコミントさん
今回のフォトギャラリーの序曲として使わさせていただきました。チェロの透明感ある低音の旋律が「前進する」感じを醸し出しています。曲は次の場面への期待感を効果的に表していると思います。チェロの後のすました感じのクラリネットがまた憎いです。

♫『Acoustic』:yuma nakamuraさん
この曲を二番目に持ってきたのはこの曲が持つ軽快さがポイント。メロディーもいいし、その名の通りアコースティックだし、ギターもシンセではなく生演奏でかっこいいです。途中からオルガンが入るところは、作曲者さんのセンスの良さが光ります。名古屋から始まったばかりの旅の楽しさを表すことができたかと思います。

♫『終わりと始まり』:sakunokenさん
アンビエントな感じが決め手。ピアノがしっとりしてます。水がきれいな郡上八幡の静かな暮らしを表現するのにぴったりかと思いました。

♫『流るる時』:siroimuさん
琴の音が主役のこの曲は今回の「上洛」の場面ではもう直球ど真ん中です。一見すると和物なんですが、ピアノがサポートしてて、このピアノのサポートも聞き応えがあります。途中、「笙(しょう)」の音が入っているのがご愛敬。これも作曲者殿のセンスが光ります。もう一回出てこないかなぁと期待するのですが、一回きりなんですねぇ(リフレンしてますが)。

♫『うたたね』:かずちさん
和物から一転変わって、軽やかな弾むリズムのこの曲。よく聴くと、ピアノとストリングスのピッチカートだけで成り立っているんですねぇ〜。ベースもドラムも入ってないんです。それでも飽きさせないのは楽曲自体の構成の素晴らしさゆえだと思います。子供の頃を回想しながら思い出の地に向かう弾む足取りを表してくれてると思います。

♫『あの白昼夢の続きは』:南ゆにさん
「あ〜、長いお休みが終わっちゃったな、楽しかったな、でももう少し遊びたいな〜」と思いつつも元の暮らしに戻っていくという旅の締めくくり感を出せたかなと思います。前曲からの静かなこの曲への移行のところが旅の静かな終わりを予感させて好きです。

(いずれもDova Syndromeから)

そうそう、郡上踊り、今年は昨晩から始まったそうです。9月2日までほとんど連日続くそうで、8月13日から16日は「徹夜踊り」だそうです。

思い出の地はどう考えればいいんでしょうね。思い出は思い出でしかなく、そこへ立ち戻ってももはや新たに生まれるもの何もはありません。そこにもう一度住んで生活できたらいいだろうなぁと思うのですが、たとえそれができたとしても、かつてのような感じにはならないかもしれないですね。前を向いて生きて行くことしかないように思います。

ビリー・ホリデイですが、どうせモノラルで音が悪いだろうし、ボロっちいしと、今までは全く興味の対象外でした。今回、大阪で初めて"Velvet mood"を購入後東京に帰ってから、"Music for Torching with Billie Holiday"、"Solitude"と1950年代のオリジナルのレコードを探しまくって買って聴きましたが(高い。。)、どれも本当に落ち着き、ため息が出ます。Jazzは学生時代からずっといろいろ聴いてきましたが、ビリー・ホリデイの良さが分かるのに何十年かかったことか。随分遠回りしたものです。Jazzの中ではビリー・ホリデイは、ビリー・ホリデイかその他かと言われるぐらい独自な境地を開いていると言われるのも分かります。また、歌ものなのに、伴奏がストリングスとかビッグバンドとかではなく、ほとんど小規模編成のコンボみたいで(初期の方はまだよく知りませんが)、そこも気に入ってます。そして何と言っても(今まで馬鹿にしていた)モノラルの古い録音に味があります。ビリー・ホリデイ、雨の日なんかよく合いますよ〜。

4 件のコメント:

超激ミニスカGストビキニ さんのコメント...

こんにちは。                                                                                              やっとの更新ですね。6月の旅行なんてさぞかし蒸し暑かったと思います。                                                                  浴衣姿もなかなかのお似合いですね。                                                                                                                                     次は水着も観たいです。

名取ゆかり さんのコメント...

超激さん

こんにちは。いつもどうもありがとう。
6月でも、まだ梅雨入り前だったので、蒸し暑いどころか、すごく爽やかでした。
からっと暑くて、浴衣が良かったです。
それにしても、梅雨もあっという間にあけてしまいましたね。
今年は梅雨が短かったような気がします。

月風 さんのコメント...

こんにちは、
ゆかりさんのブログを見ていると
一緒に旅をしているみたいでとっても心が和みます。
風と会話して陽の光に頬を撫でられ綺麗な景色に感動、
美味しい料理に満面の笑み、
きっと楽しい旅になるんだろうなって想像してしまいます。
毎回楽しみにしてますよ。

名取ゆかり さんのコメント...

月風さん

こんにちは。
「一緒に旅してるみたい」と言っていただけて嬉しいです。
月風さんのコメントはいつも本当に優しく詩的で、私の方こそ読んでいて心が和みます。

そうそう今回の表題はストロベリームーンで、
それが6月の爽やかな夜風の中で海の波面に映る様はまさに「月風」という感じでした。