2017年11月12日日曜日

雨の功名



パソコンでご覧の方はFlashplayerをインストールしてください。なお、MacOSX Catalina (MacOS10.15.7)以降では、Safariではflashplayerはご利用できなくなりました。Safariではなく、Google ChromeまたはFirefoxでご覧ください。


【ご注意】名取ゆかりはTwitter及びYouTube等の動画投稿サイトにはアカウントは開設していませんのでご注意ください。

今年の夏から秋は本当に天候がよくありませんでした。夏休みは連日の雨でほぼ全滅。その後は週末というと決まって雨。こんなひどい年は初めてです。夏休みのお出かけはほぼゼロ。なので、残念ながら写真は何もありません。

今回の記録は秋のお話し。いつものように、以下をお読みになる前に、まずはフォトギャラリーをご覧ください。

蓄音器のレコード盤は78回転のSP盤で、普通のLP盤はかけられません。鉄針は2〜3曲で取り替えます。勿体無い気がします。ターンテーブルはゼンマイを巻きます。音の再生ももちろん電気は使っていません。

「ストロベリームーン」以来、ビリーホリデイがお気に入り。ビリーホリデイのSP盤は1930年代まで遡りますが、古いのでなかなか見つからないのです。あるレコード店での会話。

ゆかり:「ビリーホリデイのSP盤ありますか?」

店員さん:「は〜? お客さん、寝ぼけたこと言ってもらっちゃ困りますね。ビリーホリデイは探してる人が多いので、店頭に並べたら数時間で売り切れますよ。」

こんな感じで、足を棒にして都内のいくつものお店を探しまわりました。SP盤の世界の厳しさを思い知ったゆかりでした。

それでも、諦めないのはゆかり。こういうのはさすがは東京です。あるところにはあるもんですね。見つけた時は一瞬、目を疑いました。全部まとめて大人買い。

90年前の蓄音器で当時のレコードを聴くと、時代が感じられてたまらなくいいのです。「Don't Explain」「Porgy」「Detour Ahead」なんて最高です。「Don't Explain」はオーケストラとの絡みに感動で涙が出てきます。私は大編成のオーケストラの歌伴奏よりは小編成のコンボの歌伴奏の方が好きなのですが、この曲は例外。アレンジが素晴らしい。

2017年8月10日木曜日

祇園祭



パソコンでご覧の方はFlashplayerをインストールしてください。なお、MacOSX Catalina (MacOS10.15.7)以降では、Safariではflashplayerはご利用できなくなりました。Safariではなく、Google ChromeまたはFirefoxでご覧ください。


【ご注意】名取ゆかりはTwitter及びYouTube等の動画投稿サイトにはアカウントは開設していませんのでご注意ください。

毎日暑いですね。皆様、暑い夏を満喫されていらっしゃいますか?

夏の第二弾は京都祇園祭です。京都には6月に初上洛を果たして、また7月にも行くという私にとっては異例のスケジュール。そういう意味で今年の夏は「熱い」です。でも、「なぁんだ水着じゃないのか」とおっしゃりそうなコアなお父さん、お兄さん方のためには、水着じゃないですがちょっとだけ「涼」もご用意しておきました。

祇園祭りにまつわる話は語りつくせないほどありますが、小さな実体験のエピソードをフォトギャラリーの中に書きました。このブログをご覧の一部(大多数かも?)の諸氏にも祇園祭に行かれる時にお役に立つかもしれません。ところで、祇園祭りといえば日本三大祭りの一つ。ではあと二つは何でしょう?

ネットで調べてみますと、東京は神田明神のお祭りと大阪天満宮のお祭りだそうです。ちなみに私は青森のねぶたと博多どんたくかなと思ってましたが、恥ずかしながら全然違いました。。

今回もBGMコーナーです。

♫『琴音』:古根川広明さん
祇園祭といえば「コンチキチン」の祇園囃子ですが、この曲のおかげで古都の伝統のお祭りの楽しさをよく表すことができたかと思います。

♫『万華鏡』:古根川広明さん
よく聴くと、この曲は実は前の曲のピアノバージョンになっています。同じメロディーを使われるとは、作曲者殿も気に入っていらっしゃるのでしょう。同じモチーフを自由自在に全く別の曲のように創り変えることができる作曲者殿の創作能力には脱帽です。

(いずれもDova Syndromeから)

古根川広明さんのBGM作品は「ゆかりの活き造り」でも『哀しみのスペイン』を使わさせていただきました。水着から浴衣までどんなシーンにも対応できる作曲者殿の守備範囲の広さはすごいです。氷瀑をテーマにしたBGMもあったらいいなぁ〜。。。

2017年7月9日日曜日

ストロベリームーン



パソコンでご覧の方はFlashplayerをインストールしてください。なお、MacOSX Catalina (MacOS10.15.7)以降では、Safariではflashplayerはご利用できなくなりました。Safariではなく、Google ChromeまたはFirefoxでご覧ください。


毎日、暑くなってきました。七夕を過ぎ、いよいよ夏本番ですね。

今年はお正月明けから仕事が忙しく、3月末までほとんど土日休日も出勤でした。それで、代休がたくさんたまったのですが、消化期限が迫ってきたので、思い切って、旅に出ることにしました。8泊9日の豪遊です。今回はその旅の記録です。

6月に旅行なんて今までしたことがありませんでしたが、梅雨前の6月は天候は爽やかだし、旅行シーズンではないので、観光客もそんなにいないので空いてるし、ホテルの予約も楽だし、なかなか快適でした。前回の更新以来、2か月が経ってしまいましたが、その分、今回はボリュームたっぷりです。まずはフォトギャラリーをご覧ください。以下はその後に読んでみて下さい。

今回もBGMを併せて聴いていただけると画像により広がりが出て見えます。いつもながらBGMの作曲・演奏・録音、すごいなぁと思います。。。ロイヤリティーフリーとはいえこのクォリティーとクリエイティビティーの高さは恐るべしです。。脱帽です。今までBGMについてはあえて触れてこなかったのですが、今回は各曲目について僭越ながら感想を書かせていただきたいと思います。

♫『月夜』:チョコミントさん
今回のフォトギャラリーの序曲として使わさせていただきました。チェロの透明感ある低音の旋律が「前進する」感じを醸し出しています。曲は次の場面への期待感を効果的に表していると思います。チェロの後のすました感じのクラリネットがまた憎いです。

♫『Acoustic』:yuma nakamuraさん
この曲を二番目に持ってきたのはこの曲が持つ軽快さがポイント。メロディーもいいし、その名の通りアコースティックだし、ギターもシンセではなく生演奏でかっこいいです。途中からオルガンが入るところは、作曲者さんのセンスの良さが光ります。名古屋から始まったばかりの旅の楽しさを表すことができたかと思います。

♫『終わりと始まり』:sakunokenさん
アンビエントな感じが決め手。ピアノがしっとりしてます。水がきれいな郡上八幡の静かな暮らしを表現するのにぴったりかと思いました。

♫『流るる時』:siroimuさん
琴の音が主役のこの曲は今回の「上洛」の場面ではもう直球ど真ん中です。一見すると和物なんですが、ピアノがサポートしてて、このピアノのサポートも聞き応えがあります。途中、「笙(しょう)」の音が入っているのがご愛敬。これも作曲者殿のセンスが光ります。もう一回出てこないかなぁと期待するのですが、一回きりなんですねぇ(リフレンしてますが)。

♫『うたたね』:かずちさん
和物から一転変わって、軽やかな弾むリズムのこの曲。よく聴くと、ピアノとストリングスのピッチカートだけで成り立っているんですねぇ〜。ベースもドラムも入ってないんです。それでも飽きさせないのは楽曲自体の構成の素晴らしさゆえだと思います。子供の頃を回想しながら思い出の地に向かう弾む足取りを表してくれてると思います。

♫『あの白昼夢の続きは』:南ゆにさん
「あ〜、長いお休みが終わっちゃったな、楽しかったな、でももう少し遊びたいな〜」と思いつつも元の暮らしに戻っていくという旅の締めくくり感を出せたかなと思います。前曲からの静かなこの曲への移行のところが旅の静かな終わりを予感させて好きです。

(いずれもDova Syndromeから)

そうそう、郡上踊り、今年は昨晩から始まったそうです。9月2日までほとんど連日続くそうで、8月13日から16日は「徹夜踊り」だそうです。

思い出の地はどう考えればいいんでしょうね。思い出は思い出でしかなく、そこへ立ち戻ってももはや新たに生まれるもの何もはありません。そこにもう一度住んで生活できたらいいだろうなぁと思うのですが、たとえそれができたとしても、かつてのような感じにはならないかもしれないですね。前を向いて生きて行くことしかないように思います。

ビリー・ホリデイですが、どうせモノラルで音が悪いだろうし、ボロっちいしと、今までは全く興味の対象外でした。今回、大阪で初めて"Velvet mood"を購入後東京に帰ってから、"Music for Torching with Billie Holiday"、"Solitude"と1950年代のオリジナルのレコードを探しまくって買って聴きましたが(高い。。)、どれも本当に落ち着き、ため息が出ます。Jazzは学生時代からずっといろいろ聴いてきましたが、ビリー・ホリデイの良さが分かるのに何十年かかったことか。随分遠回りしたものです。Jazzの中ではビリー・ホリデイは、ビリー・ホリデイかその他かと言われるぐらい独自な境地を開いていると言われるのも分かります。また、歌ものなのに、伴奏がストリングスとかビッグバンドとかではなく、ほとんど小規模編成のコンボみたいで(初期の方はまだよく知りませんが)、そこも気に入ってます。そして何と言っても(今まで馬鹿にしていた)モノラルの古い録音に味があります。ビリー・ホリデイ、雨の日なんかよく合いますよ〜。

2017年5月20日土曜日

初夏の道しるべ



パソコンでご覧の方はFlashplayerをインストールしてください。なお、MacOSX Catalina (MacOS10.15.7)以降では、Safariではflashplayerはご利用できなくなりました。Safariではなく、Google ChromeまたはFirefoxでご覧ください。


お久しぶりです。皆様、お変わりありませんか。前回の10月から7か月半ぶりの更新です。今回はかつてないほどたいへん間が空いてしまいました。その間、毎日、心待ちにしてくださっていた方には、大変申し訳なかったです。また、「ブログどうしたの?」とメールをくださった方々には、ああ、待っててくれてるんだ、と勇気づけられたことに対して本当に感謝いたします。

皆様、今年のゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょう。今回のブログはゆかりのゴールデンウィークの記録です。今年は代休を繋げて、12日間の大型連休でした。さぞかしゆっくりできたと思われるかもしれませんが、ブログの写真を撮るため、また自分の趣味のために、毎日のようにあちこち飛び回っていて、大変忙しかったです。幸いなことに期間中、好天に恵まれ、手前味噌ではありますが、今までにない、自分でもなかなか気に入った写真が何枚も撮れましたので、見ていただきたいと思います。BGMも画像によく合っていますので、スマホやタブレットでご覧の方も、ぜひ一度パソコンでもご覧になってみてください。

7か月半もお待たせしてしまったわけは、お正月が明けて以来、3月末まで、仕事がものすごく忙しくて、土日もほとんど全部仕事だったからです。そんな中でも頑張って冬の記録を撮り、ブログを更新をしようとしていましたが、どうしても最後の部分がまとめきれなくて、そうこうしている内にとうとうゴールデンウィークも過ぎて更新しそびれてしまいました。冬の分は後日、また改めて公開することにします。