2010年3月27日土曜日

夢の菜の花列車



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菜の花はゆかりにとっては大好きな冬の終わりを告げる意味があります。今年の冬はいろいろあって、ほとんどお出かけすることができませんでした。そのせいもあってか、あたまの中では菜の花だけはぜったいに今年もいくぞーと決めていました。ここいすみの菜の花は今年で3年目になります。いつもは日帰りなのですが、今年は一泊でいつもよりじっくりとこの地を楽しむことにしようと決めていました。とは言っても特に何があるというわけではないのですが、それでもなんか好きなのです。光がいいのでしょうか。風がいいのでしょうか。

どこへ行っても同じような駅ばかりの昨今、いすみ鉄道や小湊鉄道のひとつひとつの駅や沿線の田園風景には味があるのです。ここは心のオアシスのようです。開発しなくていいのです。発展しなくていいのです。人口を増やすこともしなくていいのです。ずーっとこのままであり続けてほしいのです。

いすみ鉄道は、沿線の少子高齢化で乗客数が減っているのと、マイカーの増加で、その存続が危ぶまれています。平成21年度決算によって存続するかどうかの判断が下されるそうです。わたしとしてはぜひとも存続されることを願ってやみません。

6 件のコメント:

むむっ! さんのコメント...

なんか、真冬の水着姿が少ないな?と思っておりましたが、今シーズンは事情有りだったようで残念でしたね。
で、いきなり菜の花がまぶしい春になってしまいました。
今回は、長めのワンピも可愛らしいです。ゆかりさんの手も女性らしいほっそりと長い指で、真紅のマニュキアが鮮烈ですね。
山芋?のとろろかけ定食と煮物が健康に良さそうです。本日、私は焼肉だったため、お腹がもたれています・・・。また、アワビをまるごと七輪焼きとは贅沢ですね。明日は魚を中心とした和食を食べたいです。
この地も東京から近い割に鄙びた風情で、変わって欲しくないですね。近所の知人も山手で3代以上続いた江戸っ子ですが、突然、千葉の田舎に越してしまい、その跡地がマンションとなってしまいましたが・・・。

名取ゆかり さんのコメント...

むむっ!さん
そうですね、あっというまに春がきてしまいました。むむっ!さんはいかがお過ごしでしょうか。

細かいところまでチェックされてしまいました。やっぱり細部まで手は抜けないですね^^; でもはりあいあって、うれしいです。

煮物とかこういう素朴なものがからだにいいんですよね。アワビはちょっと贅沢しちゃいました。ま、房総に来たということで。むむっ!さんはいつぞや、房総産のイワシ料理を見直したっておっしゃられてましたね。夏場が旬みたいですね。

房総は近いせいもあるのか、なんとなくばかにしちゃいがちですが、よーくよーく考えると、独特の風情がありますね。わたしもむむっ!さんにまったく同感です。

かよこ さんのコメント...

菜の花の美しく咲くなかで
ゆかりさんの一段と美しく輝く姿みせて頂
有難う、楽しみです

名取ゆかり さんのコメント...

かよこさん
ありがとう。
輝けていたとしたら、それは菜の花の精のおかげかもしれません。でもね、撮影のときに踏んでしまった菜の花も少なからずあったんです。そんな菜の花たちには、すごく申し訳なく思い、心が痛みます。

それにしても、太陽の光を燦々と受け、房総の風の中ですくすくと育った一面の菜の花。自然の力はすごいです。その生命力に癒されます。

ごうら さんのコメント...

きっと僕はゆかりさんと、なにか深いご縁があると思っていました。でも、最近は、そうではなくて、あなたか、あるいは、あなたをまもる自然の神々さまに、すべて読まれているというという感じがしてなりません。旅先で、現代中国の中に、僕はふるさとを感じました。1960年代の日本のような風景。そしたら、あなたは、「ふるさと」をアップしました。そして、「神話のふるさと」。その写真のなかで着ていた袖にふかふかのついたコート、これは、僕が中国まで追いかけていったあのひとが着ていたものとそっくり。写真を見比べればわかりますが、、。あなたと出会って、つれなくされている人が、僕に少しだけふりむいてくれるようになった。いわば、あなたは、ぼくにとって、愛のキューピット。でも、恋の矢を放った天使にあこがれてしてしまったら、ハチャメチャで、なにがなんだか訳がわからなくなってきました。

サテンにあった週刊現代に、このロケ地が載っていたんだ。無論、以前あなたがみせてくれた風景を思い出した。翌日、このページがアップされた。自分が動けば物事は展開してゆく。これは、あなたから学んだこと。いろいろあって、来週、とある有名な写真家と一緒に、運がよければ食事する事になりました。ご一緒しませんか?ただ、平日になりますが。

さきほど、NHK BSで、アルベールカーンの観た日本の番組をみました。ゆかりさんが日本の風景に惹かれる想い、わかるような気がした素敵な番組でした。人を被写体にすることは、とても贅沢な事だ。これも、あなたから学んだこと。一生懸命、人のある風景を撮りましたが、何かが足りない。それは、いつも、撮りたい主なもののない、空のポートレートを撮っている感覚です。それでも、写真はやっぱり楽しいです。あなたを知ってもうすぐ一年の節目を迎えようとしています。次のステージが展開する事に期待している今日このごろです。

名取ゆかり さんのコメント...

ごうらさん

そうだったんだ。それはそれは素敵なことでしたね。どうも音沙汰ないからどうしたんだろうと思っていました。がんばれ、がんばれ!

前にも言ったかと思うけれど、このキューピッドは毒をもってるから、あんまりあこがれすぎちゃうとからだじゅうに毒がまわって気がついたら手遅れになっちゃいますよ。

絵は心象、写真はそれに加えて現実がそこにあるから面白いんでしょうね。写真では、撮影対象の現実の微妙なゆらぎをとらえられるから人物の被写体はおもしろいのだと思います。ものすごい微妙なゆらぎ、間が無限なのです。有理数ではなく無理数の世界です。「稠密」なのです。

ポートレートが贅沢とおっしゃっていらっしゃるように、わたしは音楽でも、やっぱり人の声が最高に贅沢な楽器だと思うのです。「そのひと」しか持っていない音色なのですから。人間のもつあたたかみは最高です。

外国はそれはそれはすばらしいのですが、国内もまだまだ知らないよいところがいっぱいあるのです。1960年代〜70年代初頭の今では失われた古き良き日本の心象を重ねてみると、見えてくるものがあります。すると、おのずと「ふるさと」の唄が湧いてくるのです。