2012年4月19日木曜日

びじょとやじゅう



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春もそろそろ終わり、もう初夏ですね。ブログのアップが追いつかず、季節だけがどんどん過ぎています。

ブログも新しくなってから、おかげさまで7万アクセスを迎えることができました。日頃の皆様のご愛顧に感謝いたします。

さて今回の内容ですが、筋が長いのです。まずは写真の方を一通りご覧になって、その後に以下の経緯に目を通してみてくださいね。

ゆかりは晩秋の頃にある滝を見つけました。落差も大きく、とっても豪快な滝なのです。滝壺の水もエメラルドグリーンで美しく、あそこで泳いでみたいと思ったのです。ただ、滝壺へのアプローチが簡単ではないのです。崖を下るか、渓流の下から泳いで上がるかしかないのです。初めて行ったときは、まだ積雪がありませんでしたから、渓流を泳いで上がり、岩場をよじ登ることでなんとか滝壺に辿りつき、滝に打たれることもできました。

二度目に訪れたのは12月で、積雪がありました。このときは岩場が凍り付いて、滑って手がかからないのです。もはや滝壺に辿りつく方法はないのです。ただ、氷つく滝壺の凄まじさは、いよいよ魅惑的に見えるのでした。なんとかあの滝壺で泳いでみたい。アキネーに相談したところ、それなら強力な助っ人がいるということで、「セクシー登山部」との出会いにつながるのです。

「セクシー登山部」は呼び名とはうらはらに、実際は硬派なアルパインの同好会です。立ちはだかる岩場や滝に、可能な限り道具は用いず、生身で登攀(とうはん)するというのが理想的な姿で、それこそがセクシーであるという理念だそうです。さらに言えば、そこに滝があることさえも、前もって知らずにいなければならないのだそうです。大自然に生身の自分を重ねてみるという点において、ゆかりのスタイルと通じるものがありそうです。ゆかりの望みにセクシー登山部の舐め太郎さんが興味をもってくださり、叶えてくれることになったのです。

その後の舐め太郎さん、アキネー、Mちゃんの勇ましい記録は「セクシー登山部」の舐め太郎さんのブログに詳しく書かれていますので、ぜひご覧になってみてください。

ただ、このときの滝壺は、ほぼ完全に氷で埋め尽くされて、残念ながら泳ぐことはできませんでした。それで、ぜひ、ゆかりの泳ぐ姿を見てみたいとのことで、上流の渓流にある滝に行くことになりました。いつものわたしならば、喜んで行ったものですが、このときは体調が最悪でした。前々日の午後、急に高い熱が出たのでした。明後日みんなと会う約束しているのに、これはまずいと、気力で熱を下げました。翌朝には奇跡的に熱はひいたのですが、やはり完全には治っていなかったのです。その晩、大変な吐き気を催して、ほとんど寝付けず、当日の朝となりました。大滝の滝壺が凍り付いて、泳げなかったのは幸いでした。また不思議なことに、水着になって渓流の滝にみんなで行くときは心もうきうきして、体調は戻ってくるのです。ここで、写真にあるように「セクシー登山部」のもうひとつの顔のBB部長がその場を盛り上げてくれました。

三週間後、舐め太郎さんから、八ヶ岳の赤岳鉱泉で開かれる第二回アイスキャンディーフェスティバルにお誘いをいただきました。ここで、アルパイン界の豪華な面々とも会うことができました。フェスティバルはとっても盛り上がっていました。多くの方々といっしょに撮影もしました。ただし今回は自分のカメラにはほとんどおさまっていないのです。ネットで検索してみたところ、そのうちの何枚かはアップしてくださっているようでしたので、リンクの欄にリストアップしてありますので、ご覧になってみてください。下山するときにはサチエさんに出会ったこともいい思い出になりました。そのとき撮っていただいた動画はサチエさんが「やまちゃん」に投稿し、Uストリームで配信されています。それにしても、会うひと会うひと、こんなにみなさん喜んでくださるとは驚きで、みなさんの笑顔を見るとたいへん幸せな気持ちになり、たくさん元気をもらいました。

赤岳鉱泉では二日間、BB部長と行動を共にしました。夜はテントであつあつのコーヒーをすすりながら、いろいろな話しを語らいました。BB部長はみんなの前では場を盛り上げてくれ、「びじょとやじゅう」と書きましたが、まじめな気持ちのいい青年です。

今シーズンの冬はゆかりの友達の輪が広がっていきました。アキネー、舐め太郎さん、BB部長、どうもありがとう。