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今年の夏から秋は本当に天候がよくありませんでした。夏休みは連日の雨でほぼ全滅。その後は週末というと決まって雨。こんなひどい年は初めてです。夏休みのお出かけはほぼゼロ。なので、残念ながら写真は何もありません。
今回の記録は秋のお話し。いつものように、以下をお読みになる前に、まずはフォトギャラリーをご覧ください。
蓄音器のレコード盤は78回転のSP盤で、普通のLP盤はかけられません。鉄針は2〜3曲で取り替えます。勿体無い気がします。ターンテーブルはゼンマイを巻きます。音の再生ももちろん電気は使っていません。
「ストロベリームーン」以来、ビリーホリデイがお気に入り。ビリーホリデイのSP盤は1930年代まで遡りますが、古いのでなかなか見つからないのです。あるレコード店での会話。
ゆかり:「ビリーホリデイのSP盤ありますか?」
店員さん:「は〜? お客さん、寝ぼけたこと言ってもらっちゃ困りますね。ビリーホリデイは探してる人が多いので、店頭に並べたら数時間で売り切れますよ。」
こんな感じで、足を棒にして都内のいくつものお店を探しまわりました。SP盤の世界の厳しさを思い知ったゆかりでした。
それでも、諦めないのはゆかり。こういうのはさすがは東京です。あるところにはあるもんですね。見つけた時は一瞬、目を疑いました。全部まとめて大人買い。
90年前の蓄音器で当時のレコードを聴くと、時代が感じられてたまらなくいいのです。「Don't Explain」「Porgy」「Detour Ahead」なんて最高です。「Don't Explain」はオーケストラとの絡みに感動で涙が出てきます。私は大編成のオーケストラの歌伴奏よりは小編成のコンボの歌伴奏の方が好きなのですが、この曲は例外。アレンジが素晴らしい。