早いもので9月になってしまいました。でも相変わらず残暑はきびしいですね。
夕方5時ごろ、黄色い夕陽を受けて、都心の緑のオアシスが滴るような色彩を見せるいっときがあります。わたしは夏のこの時間が大好きなのです。お仕事を少し早めに終えて、その風景を見るたびに、心が癒されると同時にいつもゆかりの海を思い出すのです。夕方、海から上がって帰る途中で田んぼの中をクルマで走るとき、青々した元気のよい稲、そしてところどころにある森から聞こえる蝉しぐれを聞くたびに、夏だなぁと思ったものです。
去年は災害、今年は仕事が忙しくてなかなか行けなかったゆかりの海。今回は思い切って久しぶりに行って来ました。海水もまだ温かく、風がなかったので、波も高くなく、とても穏やかな海でした。午後になって陽射しが傾いてくると、この海はいつものように碧さを増してくるのです。今日もいつものとおりでした。
ただ正直、まだ不安な点も残るのは否めないけれど、それよりもむしろ来れないことによるストレスの方が大きい気がします。こうして来れたことで、仕事で苦しいことがあっても、このゆかりの思い出の海の風景を胸に、なんとかがんばれそうです。