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やってしまいました。ゆかりの愛車が砂にはまってしまったのです。
お友達がクルマから出てボンネットを押してくれましたが、びくともしません。
すると、近くにいたご主人が手をかしてくれました。
それでも動きません。それどころか、車体はどんどんはまっていくみたいです。
すると今度はビーチにいた、2家族のサーファーママたち。子供たちといっしょに助けにきてくれました。
みんなで砂まみれになってタイヤのところの砂を掘り出して、ゴザを入れてくれたのです。
こどもたちもいっしょになって砂をかいてくれてます。
「チビたちは、危ないからどいてるんだよ」とサーファーママ。
みんなでボンネットを押してみます。
さぁ、今度はどうだ。エンジンをふかしてみますが、やっぱり動きません。
お友達が、「JAF呼ぼうよ」と囁きます。
うーーん、これは呼ばないとだめかもな、と私も思いました。
すると向こう側にいたサーファーママ。「すいません〜。ちょっと手をかしてくださーーい」
と、ビーチで近くでバーベキューをしていた別のパーティーに声をかけてくれたのです。
男性も集まって大勢になりました。みんなで押してくれました。
エンジンをふかすと、今度は動きました。
助けを呼んだわけではないのですが、みんなが集まってきて、助けてくれました。
ひとの心のあたたかさ、もう、感謝、感謝です。
これが海のよさなのでしょう。
各パーティーには心ばかりのお礼をしました。
すばらしい思い出が、またひとつ、このゆかりのビーチでできました。