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前回からの続きです。
お昼を食べた場所のちょっと上のところに滝があるんです。これはいっしょに行ったお友達のあすかさんが以前から目をつけていたところです。滝といっても、自然の渓流の中に造られたちっちゃな砂防ダムなのですが、見た目、なかなかいい感じに水が流れ落ちています。そして滝壺のまわりはといいますと、写真にあるように自然の氷がたくさんあって、とても綺麗なんです。そしてその滝壺から流れ出た水は、さらに下の砂防ダムの上に溜まっています。底まで見えて透明で、天然のプールみたいになっています。でもここは結構深そうです。
あすかさんは、ここを泳いで渡って、あの滝に打たれてみたら?と言います。その場所を初めたゆかりは、正直、ちょっと尻込みしてしまいました。水はさぞかし冷たいだろうし、滝に打たれた経験もないんで、果たして私にできるかしら?ほんとうなら、ベテランのあすかさんに先にお手本を見せてもらいたかたったのだけれど、今日は先にやりなさいってことで、私がやりやすいように、プール状の池の淵をまわって滝に辿り着くルートを示してくれました。それなら私にもできるかもしれない、勇気をだしてやってみることにしました。
たしかに水は冷たいですが、池の淵はわりと浅いようです。水の中を滝へと向います。滝のすぐ脇にはこんなにきれいな氷がはっています。青く透き通っています。だけど、ゆかりはこれから初めて打たれる滝を前にその水の勢いにちょっと不安げ。だいじょうぶかしら。そしていざ滝に。すごい水圧です。肩にどどどっとずっしりきます。遠くから見たよりも水量があるみたいです。そこで60数えながら耐えて楽しみます。あとで滝行の経験豊なあすかさんも言ってましたが、ここの滝は水圧がすごいと。でも、打たれたあとは、言い表すことができないような爽快感が。これが滝行の醍醐味なのかなと、すこしわかったような気がしました。やったーって満足感でいっぱいです。
その晩は午前に写真をとった湖の湖畔でキャンプをしました。天気がよかったこともあって、朝方あった雪はほとんど消えていましたが、それでもさすがに山奥で夜はしんしんと冷えます。でもテントの中はとてもあったかです。夜は具沢山の海鮮鍋です。それに土鍋でごはんも炊いてみました。とてもうまく炊けました。テントの中であすかさんといっしょに鍋を囲みながら、今日の話しに花が咲きました。
次の朝、暗いうちから支度をして出発です。クルマで峠をのぼり、さらにもうひとつ峠を登ります。今度はかなり標高の高いところです。山の麓まで見渡すかぎりの一面の雪野原です。すばらしい見晴らしです。天気も抜群。ただ、気温はものすごく低いです。もうワクワクです。雪はさらさらのパウダースノーで、ブーツのままだとズボッと足が膝上までほとんど埋まってしまってとても前に進めません。ここで今回密かに用意してきたスノーシュー(西洋かんじき)をドラエモンのポケットからひっぱり出します。そして前進。足が沈まることなくおもしろいように前に進めます。はじめての経験です。そして丘をひとつ超えたところで写真撮影。雪原と山と青空が素晴らしいです。その中にこの身をおくことができてすごい快感です。水着で全身でそのすばらしさを享受します。さらに雪の上を泳ぎます。すごく冷たい!そして、あすかさんが、全身が埋まるくらい雪をかけてくれます。痛いぐらいに冷たいです。でもうれしい!
今回の旅はこれでおしまいです。いっしょに行ってくれたあすかさんに感謝です。今年の冬はあと何回行けるかな。
<大>寒水さんの「寒中水泳&薄着同好会」の活動報告に、あすかさんが書いてくださったこの日の楽しい手記があります。よかったら覗いてみてね。
http://kansui.health-life.net/kansui08/asuka080211/a080211.htm大>